OJT2020:Vieureka を用いた混雑状況の配信

はじめまして、リサーチャーの植田と申します。

今年の新人研修の一環として、Panasonic 様の提供する IoT カメラ Vieureka (VRK-C301) を使ったアプリケーションを自分たちで発案・設計・実装するという OJT 課題に挑戦しました。

私たちのチームでは Vieureka が設置された場所の混雑状況を可視化して Web 配信するというシステムを開発しました。 最近では COVID-19 の感染拡大防止のため密集・密接・密閉(いわゆる三密)を避けることが推奨されていますが、 ユーザの視点からは目的地が実際にどれほど混雑しているのか事前に把握しづらいという課題があります。 そこで私たちは、混雑状況をリアルタイムかつ視覚的に伝えるための Web 映像配信システムを、店舗など様々な場所で導入しやすい Vieureka を用いて実現することにしました。 このシステムでは単にカメラの映像をそのまま配信するのではなく、写っている人のプライバシーに配慮した形に変換するという工夫を行っています。 さらに、混雑状況を定量的に伝えるため混雑度のグラフ表示も実装しました。

こちらはその配信ページを録画したデモ動画です。

本稿ではこの Vieureka を用いた混雑状況の配信システムの詳細について紹介しています。

・「Vieureka」および「Vieureka」ロゴはパナソニック株式会社の登録商標です。